パスのブレンドの活用 その1でラインから次のラインへのグラデーションは設定出来ることは確認してもらえてると思います。
でも、表現方法を考えた時に、例えばコーヒーなどのカップから上がる湯気やタバコの煙などをパスを使って表現し、ブレンドツールを使ってラインを補う際に、ラインからラインへのグラデーションではなく、縦に作成したラインに対して縦のグラデーションを作りたい(つまり、線にグラデーションを効かせる)場合は、どうやって表現したら良いだろうか?と考えてみました。
最初は、黒でラインを作成して、上に長方形で作成したグラデーションをスクリーンなどのレイヤーの描画モードを使って表現しようかと思いましたが、背景の色を変えたり長方形の領域にライン以外の要素が入った時に色が乗ってしまうので、この方法は自分の中で却下しました。
なので、面倒だな~と思ってた方法でやることに・・・
1.最初にパスを作成するのは同じです。
2.3.変更⇒パスの操作⇒ストロークの拡張で1ピクセル拡張して、ラインの色を無しにするか、パスの操作で、『ストロークを塗りに変換』を使って塗りにするかで、グラデーションの設定を可能にする。
(線だとグラデーションが出来ないので、閉じたパスの形にして塗りが設定できるようにしました。)
グラデーションで線形で色や透明度を設定し、 塗りに変換したパスに対して設定する。
3.さて その1でも言ったように、各ラインのポイントの数を合わせること!と言いました。
1の段階では同じポイントの数でパスを作っても塗りに変換した時にポイントの数が増えます。
このままだと、奇麗なブレンドができないので、ここは丁寧に各ラインのポイント数を合わせてあげましょう。(ダイレクト選択ツールで選択して削除したり、ペンツールでライン上をクリックしてポイントを追加して方向線を調整する。などぶっちゃけ面倒ですが、手間を惜しむと奇麗な仕上がりになりません)ポイントとしては、各ラインのポイントが同じ横並び(場合によっては縦並び)に位置していれば奇麗にブレンド出来ると思います。
4. 頑張って各ラインのポイント数が同じになったら、全部選択して『パスのブレンド』を実行すれば完成です。
あ~、3の手順・・・なんかもっと楽できないかな~~・・・