あの時から・・・

1月17日は、神戸に住んでる私しては、忘れられない日です。

その瞬間、実は起きてて、寝れなくて寝がえりを打っていると、ごごごごご・・・と地鳴りがして、『なんだ?』と思った次の瞬間に・・・

「ドン!!」

身体が浮きました。
そして、南北に思いっきり揺れて、ガラスが割れて頭に降ってくるので、掛け布団をかぶって揺れが収まるのを待ちました。なんか叫んでいた気がします。

とりあえずの揺れが収まって、起き上がってみたら、隣のおじいちゃんの部屋との壁がないんです。その向こう側が見えるんです。

寝ててもどうしようもないので、とりあえず服を着ました。寒いし・・・
家の中はめちゃくちゃでしたが、奇跡的に家族の無事は確認できました。

家の中にいると危ないので、全員外にでました。
出てみてビックリしたのが、西の空が煙で暗い。(後で知りましたが、長田区の火災ですね)
何からしたら良いか分からなかったので、とりあえず近所の様子を確認していたような気がします。その日だったか数日経ってからだったか忘れたけど、生徒会もしてたので、高校にも行きました。

でも、被災地のど真ん中にいるので、情報がないんですよね。携帯やネット環境なんて無いし・・・。しばらくして、西区の知り合いの家でお風呂に入らせてもらった時に、テレビで初めて被害の凄さを見ました。

有る意味、情報が限定されているって幸せなのかもしれません。
限られた情報の中なので、出来ることも限定されるし、進む方向性が直ぐに決められる。余震に気を付けながら家の片づけとかして、晩は親の自営業の関係で火事場泥棒が怖いので、家の前に張ったテントで寝て・・・。

家の手伝いをして、気が付いたら学校が再開されて・・・後輩が入って来て・・・少しずつ日常が取り戻せて行ったと思ったら、脊髄に腫瘍ができて入院したり・・・でも無事に手術も終わって、ルミナリエを見て・・・。なんか色々とあったけど、振り返ってみたら、今の自分の考え方に影響を与えてたな~と思った。(入院したからこそ、出会えた人たちもいたし・・・)
多分、「収入」ってことを意識しなくてすむ年齢だったから、「今、この瞬間を生きてることを大切に」した時期だったのかもしれません。
勉強以外で色々と知った歳だったな~。

日常生活

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